ご挨拶

NPO法人茨城こどもECHOゼミナール

                                        理事長  浅井 宣美

 

20222月、茨城こどもECHOゼミナールは小児超音波関連としては国内初のNPO法人として茨城県庁から認可されました。

法人化した目的は、いつでも、どなたでも小児超音波診断技術を学べる環境を整え、小児診療に役立つ超音波診断技術を身につけていただくことにあります。

当ゼミナールは、臨床推論+超音波 = 臨床超音波 を推し進めております。

超音波診断のフィードバックが最も身体診察の技術向上に寄与しているという確信が根拠としてあります。

結論から申し上げますと、「自分一人でエコーのジャッジができると思った瞬間、人生観が変わる」と断言します。

 201312月に第1回茨城こどもECHOゼミナールを茨城県立こども病院にて開催しました。県内の小児医療従事者を対象として行いましたが、回を重ねるごとに県外からの参加者が県内よりも多くなり、現在はつくば国際会議場を本拠地として活動を続けております。

 コロナ禍の影響でつくば国際会議場でのハンズ・オン・セミナーは、今回も含めて3年連続でキャンセルとなりましたが、ピンチはチャンスと考えZOOMによるセミナーをこの2年間、筑波大医学部研究棟から5 配信しております。

参加者数は何れも500名を超え、北海道から沖縄まで末広がりの様相を呈しています。

 このような経緯から、当院 須磨崎 院長から「コンプライアンスを考慮するとNPO法人化して人材育成活動を行ったほうがよい。今後、小児救急医療が大きく変わる可能性がある。」との助言をいただき、NPO法人化に至りました。

  227日に行われるハンズ・オン・セミナーのファイナル講演でも触れますが、本ゼミナールの究極の目的は「人材育成」です。

 特に、夜間救急、休祝日診療時の腹痛、発熱に対応できる技術を伝授していきます。

 その目標達成のために、あらゆる機会で皆様と関わりを持ち、診療に役立つ超音波診断技術のみならず、患児およびご家族とどう向き合うと安心していただける医療を提供できるか皆様とともに学んでいきたいと考えております。

 後日、皆様に当ゼミナールの役員およびスタッフをご紹介致しますが、将来性のある面々となりました。レジェンドとして知られている先生方にも「知的財産」として当ゼミナールでご講演していただく予定です。

 今後の活動予定

① ハイブリット型ハンズ・オン・セミナー(つくば国際会議場)

  オールナイト・ハンズオンセミナ(12日集中型、筑波温泉青木屋)

  遠隔コンサルト用超音波診断装置AplioGate による遠隔ハンズ・オン・セミナー

  茨城県立こども病院小児超音波診断・研修センターでのエコー研修(期間は要相談)

  地方開催オールナイト・ハンズオンセミナ(12日集中型、温泉地で開催))

 

当ゼミナールの参加要件に医療従事者の職種は問いません。

また、長期的展望も視野に入れており、将来的に、小児科医、技師以外に看護師がエコーで活躍する時代が必ずやってきます。

皆様と共にスキルアップし、楽しい人生を歩むことを切望しております。